概要
スタンダードカラーを調合し、希望色を表現することを調色作業といいます。
表現方法
カラー表現は大きく分けて2種類あり、①特色と②カラー分解で現わす事が出来ます。
特色表現について
特色表現とは、単色で希望色を表現するものです。
特色表現での調色は、スタンダードカラーを組み合わせて混ぜることにより希望色を作成します。特色で希望色を表現することはスクリーン印刷の独特な手法で、単色である事により、希望色に対する再現性が高く表現することが出来ます。また、パール調やメタリック調などについても、特殊顔料を混ぜ合わせることにより表現することが出来ます。
カラー分解について
一般的にYMCK+白で表現するものです。
YMCKとは、Y(イエロー 黄色)、M(マゼンダ 赤色)、C(シアン 青色)、K(ブラック 黒色)のことを指します。特定の4色の濃淡を調整することにより、希望色を作成することが出来ます。オフセット印刷同様の網点表現(ドット印刷)で4色カラーを印刷し、最背面に白ベタを重ねることでカラーを表現しています。4色の掛け合わせとなる為、写真画などのフルカラーを表現する際に有効的です。